釣れる?ポイントを探す(電車で渓流釣り)

渓流釣りは、車を使わなければどうしてもいけない場所もあります。

川の上流部の本格的な渓流には、車のない釣り人はなかなか行く機会に恵まれません。

良い友人がいれば可能ですが、いつもいつも乗せて頂くのも気が引けます。

運転免許を持っていれば、ドライバーをかってでるといいと思いますが、ペーパードライバーだったり、もとから免許がなかったりすると、ガソリン代を払ったり、食事代を出したりと、なんだか煩わしさを感じてしまうのも事実です。

そんな煩わしさが、嫌になってしまって、ひとりで孤独を楽しみたい、車のない釣り師の方は、電車で行けて、できれば釣果も得られるポイントで渓流魚に出会いたいものです。

それには、駅から歩いて行けるポイント、またはバスを使って行けるポイントを探す必要が、出てきます。

そんな電車釣り師のポイント探しを考えてみましょう。

漁協の所在地から、下流でも釣れるポイントを推理する

電車で釣りに行ける川を管轄している漁業協同組合の所在地を調べてみましょう。

漁協は下流にあることが多い(イメージです。)

渓流魚を管理している漁協でも、事務所はけっこう下流にあることが多いものです。

漁協の近くにも放流することが多い

放流魚は漁協の近くの流れにも放たれるはずです。

解禁日などに釣り人の雰囲気を確認しやすい、漁協事務所に近い流れには、ヤマメやニジマスが放流されると考えてポイントを探ってみましょう。

漁協組合員は高齢の方が多い

これはあくまでイメージですが、漁協の組合員さんというのは高齢化しています。

結果的に組合員さんの活動範囲もそれほど広くはないと考えることもできます。

解禁前の鮎釣りポイントも有望

それに、漁業協同組合というのはどちらかといえば、「鮎釣り」がメインの活動になりがちです。

鮎釣りが解禁になる前の鮎釣りポイントには、トラウトにとっては下流すぎるような流れにもヤマメやニジマスを放流する場合が多いです。

カワウ対策として、渓流釣り師に「生きた案山子」になってもらうためにも、下流の鮎釣りポイントに釣り師に立ってもらうことが好都合になるからです。

駐車スペースの見当たらないポイントを探してみる

駐車スペースがない区域は、車で訪れる釣り人から見過ごされている可能性があります。

駐車スペースがない=放流地点ではない。という考えも当てはまりますが、その年に釣られずに残ったヤマメが年越しヤマメとなって、思わぬ大物が釣れることだってあり得ます。

管理釣り場の落ちマスを狙ってみる。

渓流の流れをそのまま利用した管理釣り場があれば、その管理釣り場の下流には、管理釣り場から流れ落ちてしまったニジマスやヤマメがいます。

漁協が運営している管理釣り場の場合、釣り場から魚が逃げるのを前提で運営している場合もあります。

大雨の度に釣り場が水没するような管理釣り場もあります。

その下流側が、駅から歩いて行ける、またはバスで行ける流れであれば、そこは有望ポイントになります。

必ず渓魚に会いたいのであれば、そのまま管理釣り場に行っても問題はないのですが…。

本流釣りを極めてみる

険しい本格的な渓流に行くことは叶わなくとも、ヤマメを釣ることは可能です。

そうです。本流釣りのスタイルを極めていけば、上流で釣れるイワナやヤマメよりも大型化したトラウトに出会うことが可能なのです。

本流釣りのポイントは主に清流に近い流れになります。

鉄道の通っている区域も本流釣りのポイントになります。

「数よりもサイズ」の釣りになりますが、夢のある釣りができます。

本流釣りでは、海から遡上したサクラマスやサツキマス、地域によってはアメマスも狙うことができます。

インターネットでポイントを探す

何と言っても現在ではインターネットは欠かせません。

釣りに関していえば、情報の信憑性は高いと思われます。

グーグルマップのストリートビューでポイント探し

電車でしか釣りに行けなくても、釣り場周辺の道をドライブした気分になることは可能です。

グーグルマップのストリートビューを活用するのです。

お目当の川から、いちばん近い鉄道の駅から、その川への距離を測りながら川に架かる橋からストリートビューで川の様子を確認しておくと、失敗しないポイント選びができるでしょう。

釣りに行く前にライブカメラをチェック

ポイントの様子を見ることは出来ませんが、大雨の影響などをチェックできます。

まれに釣り人の様子を観察できることもあります。

鉄道の動画を見てみる

動画サイトで鉄道ファンのあげた動画の中には、汽車が鉄橋を超えて行く美しい動画があります。

そこに映る川の様子を見ると、絶対トラウトがいそうなポイントが見えることがあります。

鉄橋からの景色ですから、最寄り駅から歩いても行けるはずです。

釣り番組を見て行けるか確認

テレビや動画サイトの釣り番組、特に本流ヤマメ釣りの番組では、釣り人の背景に鉄橋が見えたりします。

「鉄橋」は重要なキーワードです。

無謀覚悟で行ってみる

計画を立てずに、とにかく行ってみるというのも、釣果は別として楽しいことです。

電車とバスで行ける川を、とにかく西からか東からから順番に行って、釣れるか釣れないか、渓流魚がいるかいないかを確かめるために行ってみる。

重労働ですが、渓流は清々しい気分にしてくれるので、釣れなくても心地よい疲労感が味わえるでしょう。

終わりに

考えてみれば、登山や山歩きの人たちは、自家用車で行くイメージはありません。

渓流釣りも道程はそれほど変わらないはずです。

だから、川によっては自家用車がなくてもけっこう上流まで行けるはずです。

そんな川は沢山あります。

電車で釣りに行きましょう!

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